「犬の歯磨きの正しいやり方は?」
「頻度はどれくらいがいい?」
このような悩みや疑問がある方は多いのではないでしょうか。
犬の歯磨きは慣れるのが大変であったり飼い主によって頻度はさまざまであることが多いでしょう。
そこでこの記事では、
- 犬の歯磨き頻度について
- 犬の歯磨きの方法・コツ
- 歯磨きを嫌がる理由と対処法
- 犬に歯磨きを慣れてもらうには
- 犬に歯磨きが必要な理由
について解説していきます!
ぜひ、あなたの犬のお口の健康のために参考にしてみてくださいね。
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目次
犬の歯磨き頻度は最低でも3日に1回!
犬も人間と同じように、歯磨きをしないと虫歯や歯周病になってしまいます。
犬の歯磨きの頻度は最低3日に1回、できれば毎日が理想とされているので、あなたの犬の健康のためにもこの頻度を守っていきましょう。
最低3日に1回歯磨きするべき
歯や歯肉に歯垢がたまり、放置されるといずれ歯石になります。
実は、犬は人間よりも歯垢が歯石に変わるまでの時間が短いため、歯肉炎や歯周病のリスクも高いのが現実。
犬のお口の健康のためには、最低でも3日に一回は歯磨きをしてあげましょう。
できれば毎日の歯磨きが理想
最低でも3日に1回と言いましたが、最も理想的な頻度としては1日1回。
しかし毎日歯磨きをするのが難しいという方もたくさんいるでしょう。
基本は3日に1回を目処に歯磨きを行い、時間がある日は歯磨きをしてあげるといった感覚で良いでしょう。
初めは犬の飼い主も慣れていないことがほとんどです。一緒に歯磨きに慣れることができるよう、心がけていくことが大切です。
犬の歯磨きのやり方のコツ4つ!
犬と人間では口の構造が大きく違うので、なかなか上手く磨けないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、犬の歯磨き初心者でも上手くできるコツをお伝えします!
- 愛犬が落ち着いているときに歯磨きする
- 子犬のうちから歯磨きに慣れさせる
- 愛犬を楽しませることを意識する
- 嫌がったら一旦ストップ
一つひとつ見ていきましょう!
1.愛犬が落ち着いているときに歯磨きする
歯磨きをするタイミングは、愛犬が落ち着いているときがベストです。
落ち着いているタイミングで歯磨きをしてあげることで、よりキレイに歯磨きができるのはもちろん、犬の歯磨きに対するストレスを抑えることにも繋がります。
逆に、興奮しているときや暴れているときに無理やり歯磨きをしようとすると、犬にとってストレスになったり、口内を傷つけてしまうおそれがあります。
また、歯磨きが嫌いになってしまう可能性もあるので無理に磨くのはやめておきましょう。
2.子犬のうちから歯磨きに慣れさせる
歯磨きのスタートは早いほうが良いです。
理由は子犬は新しいことを受け入れるのが得意で、習慣化しやすいからです。
まずは飼い主とのコミュニケーションの一環として少しずつ練習をしていきましょう。
徐々に慣れていくものなので、上手にできなくても全く問題ありません。
無理せず、歯磨きを遊びのように楽しませてあげましょう。
3.愛犬を楽しませることを意識する
犬にとって歯磨きは直接的なメリットを感じないため、基本的に好んですることはありません。
そのため、犬にとって歯磨きを「楽しいもの」だと思わせる努力が必要です。
例えば、ごほうびを与えながら歯磨きをすることで歯磨きとごほうびが結びつき、少しでも歯磨きを楽しいと感じてくれる可能性は上がります。
他にも、好みの肉汁や香りがついた歯磨きジェルを使用するのもいいかもしれません。
難しいかもしれませんが、試行錯誤をして楽しませることを意識してみましょう!
4.嫌がったら一旦ストップ
歯をキレイにすることは大切ですが、愛犬が歯磨きや嫌がったら一旦ストップしましょう。
理由は単純で、歯磨きを嫌いになってしまうから。
歯磨きが嫌いになり、できない状態になってしまうとどうしようもありません。
1度で歯磨きを完了させる必要はないので、何度かにわけて少しづつ慣れさせてあげましょう。
犬が歯磨き嫌がる理由2つと対処のやり方
犬が歯磨きを嫌がることは少なくありません。
それにはいくつかの原因が考えられるので、ここではそれに対する対処法を紹介していきます!
1.ストレスを感じている
最も多い原因は、単にストレスを感じているという場合です。
たいていの犬は口周りが敏感で、むやみに触られるのが苦手です。
そのため、口の中を触るとストレスを与えてしまうことが多いです。
対処法1.短時間で済ませる
敏感な口周りを触られるのが嫌なら当然のこと、短時間で済ませるのが最善策といえます。
短時間で歯磨きを済ませることで、少しずつ口周りを触られるのに慣れていく場合もあるので、少しずつ歯磨きの時間を増やしていきましょう。
初めは完璧を目指さず、物足りないと感じる程度で問題ありません。また、愛犬との遊びの中で口に触れる回数を増やしていくのも効果的です。
対処法2.しっかりとほめてあげる
基本的に、犬はほめられるのが大好きです。
歯磨きをがんばったあとは、しっかりとほめてあげましょう。
ほめるかほめないかで愛犬の歯磨きに対するモチベーションは大きく変わってきます。
逆に、歯磨き中に嫌がられたり、噛まれたりしても叱るのはやめましょう。
叱られることで歯磨きが嫌なものになってしまいます。
2.虫歯や口内の傷がある
もしかしたら、愛犬の口の中に飼い主の気づいていない病気や傷があるかもしれません。
突然歯磨きを嫌がるようになった場合などにはその可能性がありえるので、まずは愛犬の口の中をよく観察してみましょう。
それらしきものが見つからなかった場合でも、過度に嫌がる場合は動物病院へ行くことを考えましょう。
対処法1.弱めに磨いてあげる
いつもよりも力加減を弱めにしてあげることで、歯磨きの際の痛みが和らぐ可能性があります。
また、歯磨きの力が強いことで傷ができてしまうこともありえるので、普段どれくらいの強さでやっているか、再確認しましょう。
シートタイプや指サックタイプの用品で歯磨きをする場合は、爪を短く切り、清潔な指で歯磨きをすることも大切です。
対処法2.治療を優先する
犬に虫歯や口内の傷の疑いがある場合には、一度歯磨きをするのをストップし、動物病院で診察を受けましょう。
歯磨きによって虫歯や傷が悪化してしまうおそれもあるので、治療を優先し、完治してから歯磨きを再開するのが望ましいです。
また、歯が抜けて生え変わる際も無理に歯磨きをするのは避けましょう。
犬に歯磨きの頻度に慣れてもらうには?
犬も人間と同じように、新しいことをすぐに習慣化するのは非常に難しいです。
頻度に慣れてもらうためには、1週間に1回などといった少ない頻度から、少しずつ理想とする頻度に近づけていくのが効率的です。
少しずつ長期的に増やしていくことで、犬にとって歯磨きを嫌なことではないと認識させやすくなります。
そもそも犬の歯磨きをする意味とは?
結論から言うと犬の歯磨きは、虫歯や口内の病気を予防するためです。
歯や歯肉に歯垢がたまると、それが菌のエサとなり虫歯や歯肉炎、歯周病の原因となります。
それらの病気にかかると、歯が抜けてしまったり、歯肉が膿んでしまいます。
継続的な歯磨きをして、愛犬のお口の健康を守っていきましょう!
まとめ:愛犬と一緒に歯磨きに慣れていこう!
いかがでしたか。今回は、犬の歯磨きのやり方や頻度についてまとめました。
犬だけではなく、犬と飼い主が一緒に歯磨きに慣れていきましょう。
まずは無理をせず、遊びがてらリラックスして歯磨きをはじめていくことで、お互いに慣れていきやすくなります。
今回紹介したコツを抑えつつ、愛犬のお口の健康、そして長生きのために、ケアを頑張っていきましょう。
なにか異常や気になることがあれば、動物病院に相談してみるのもいいかもしれません。